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ミュシャ展_国立新美術館(2017)

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「ミュシャ展」が国立新美術館で開催されています。 Θ会期:2017年3月8日---6月5日 Θ会場:国立新美術館 企画展示室2E (東京/六本木) 今回の注目展示は1911年~1926年にかけて制作された「スラヴ叙事詩」全20点で、縦6×横8メートルもの作品群のチェコ国外での全品展示は世界初で、おそらく今後再び日本でこの規模の展示は実現困難であろうと思われます。 今回の展覧は「チェコ文化年2017」のイベントの一つとして企画されたもので、「スラヴ叙事詩」の他、パリ時代のポスター作品など80余点が展覧されていますが、開催は東京のみで他都市への巡回はありませんので、ご覧になりたい方は、いざ六本木へ。 1911年 ©GHMP 1916年 ©GHMP 国立新美術館の壁面を天井近くまで占有する「スラブ叙事詩」作品群は壮観ですが、それはただ単に大きいということではなく、ミュシャの技量のなせる業に他ありませんが、画面の前に立つと人物のサイズが等身大に近く、その大きな画面に包み込まれるような状態で、まさに場面のバーチャル体験的な風情になります。20世紀初頭のヨーロッパ、とりわけミュシャの故郷の社会情勢を想起させる作品です。 絵画の材料技法的にみれば、オイルテンペラ&キャンバスです。 さて、展示作業もさぞかし大変であったろうことは想像に難くありませんが、その展示の様子がタイムラプススタイルで公開されています。 ========== 当ブログ内のミュシャ関係記事 Θアルフォンス・ミュシャ http://artviletblog.blogspot.jp/2014/03/blog-post_2.html Θ知られざるミュシャ展 http://artviletblog.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html ==========